
NPO法人
子どものこころと発達支援会
あんだんて
児童発達支援・放課後等デイサービス
「あまねっこ」はダウン症のある子どもを対象とした親子のグループ療育で、子ども一人ひとりに合わせた個別プログラムをもとに、乳幼児期からの療育を行っています
『あまねっこ』の“ねっこ”は、こころの根っこをしっかり育てることを大切にしたいと名づけました。
乳幼児期は、“人っていいものなんだ” “自分はかけがえのない大事な存在なんだ。この世に生まれてきてよかった”と感じられるような対人関係の土台を築くのに、とても大切な時期です。
個人差はありますが、ダウン症の子どもは、哺乳力が弱かったり、お腹がすいてもおむつがぬれても泣いてくれず、眠ってばかりいることが多く、子どもの状態を察しての子育てが始まります。「いのち」という存在の根源を支える子育てです。こころを使った深い子育てです。
合併症のある子どももいます。多くの人からいっぱい心配してもらい、小さい変化をいっぱい喜んでもらった思いやりとあたたかさを、心の奥底に「宝物」として蓄えています。子どもたちは、とても情緒豊かで繊細で人が大好きです。
不安になったり、戸惑ったり、悔しかったりもどかしい思いをすることも多々ありますが、皆と一緒に頑張りたいし、楽しみたい気持ちも満載です。時には傷つくこともありながらも、多くの出会いの中で支え、支えられ、励まされて、“できないこともあるけど、できることや好きなこともあるから大丈夫”という自信を身につけていきます。こうして自分を信じ、他者も信じられるという信頼感や安心感を抱くようになります。
自分の思いをしっかり育て、自分で考え、自分で理解し、判断して、主体的に行動できる人に成長していってくれることを願っています。


ダウン症児のための親子療育 あまねっこ
~「あまねっこ」の願い~
療育内容
~ダウン症児のこころを育てる~

知覚・認知
子どもの発達段階に応じた教材に取り組む中で、乳幼児期から認知力・操作力・イメージ力等を育て、自分で考える力を培います。自発的・主体的に取り組み、達成感を十分に経験することで自己信頼感を育みます
※教具の具体的なねらい
・目と手の協応 ・手指の操作
・形、色、大きさの弁別 ・比較
・記憶 ・形の構成 ・空間把握
・量、数の概念 ・文字への興味など

ことば
“自分の思い”をしっかりと育て、相手と気持ちを共有できることを大事にしています。やりとり遊び、ごっこ遊び、絵本、紙芝居など、大好きな遊びを生き生きと楽しむ事ができることで豊かな感性を培います。コミュニケーションの手段としてことば、考える手段としてのことば、自分自身をコントロールする手段としてのことばを育みます

運動
親子体操や遊具を使った運動を通して、平衡感覚・筋力・運動の協応性などを高めていきます。少し難しいことにもチャレンジしようとする気持ちを育み、“できた”という喜びを大切にします。グループの中で、『順番・交代』『勝ち負け』『協力する』などの経験を重ねることで、社会性を培います

音楽・手あそび
季節の歌や、子どもの育ちに合った歌や手あそびを楽しむ中で、親子の触れ合いや、イメージ力、手の動き、音楽を楽しむ心を育てます。わらべうたやリトミックも取り入れています

学習会・懇談
定期的に、発達についての学習会を開催しています。日常生活の中でのお悩みや気になりごと等、随時ご相談が可能です
療育の様子









クラス編成


2024年度 クラス編成
火曜日 10:00~11:30 0~1歳児
水曜日 10:00~11:30 2~3歳児
木曜日 10:00~11:30 4~5歳児
金曜日 16:00~17:30 小学生
土曜日 10:00~12:00 小学生(隔週)
14:30~16:00 幼児(隔週)
※クラスの開室や時間は、利用者さまの状況によって年度ごとに変更となる場合があります